2017年8月1日火曜日

本『深海生物の謎』を読んだ感想

『深海生物の謎』という本を購入しました。
宝島社から出ていたのですが、オールカラーで
記事も読みやすくまとめてあったので、
にわか深海生物好きの方にもとっつきやすいと思います。
あのデメニギスの写真も大きく写っていたので、
個人的に嬉しかったです。

深海生物ブームは、ダイオウイカなどの深海生物が
捕獲されたり打ち上げられたりしたことがニュースになり、
ブームが始まったようなのですが、
海洋研究開発機構(JAMSTEC ジャムステック)や、
海洋深層水を採水するために高知の室戸沖で
深海の生物の研究が行われていました。
昨今はブームに乗って、どこの水族館も
深海生物の企画展示があっています。
(クリオネやクラゲもまだまだ注目を集めていますね)

話は変わりますが、なぜ深海生物が彼らにとっては
生きにくい浅瀬に上がって来ているのでしょう?

実は、地球の自転する速度が遅れてきており、
そのために磁場が少しずつ弱くなってきているために
本能的に行動する動物(ここでは深海生物)の感覚に
支障をきたしているからです。
クジラやイルカも、渡り鳥が渡りを行うように
広い海を行き来しています。
彼らにとって道しるべとなる磁場が弱くなっているので、
本来通る道を外れてしまい
浅瀬に打ち上げられてしまうのです。
深海生物もクジラやイルカと同じで、
自分がどこにいるのか迷って浅瀬に上がってきている
という側面もあり、人間の技術の発展で深海まで
探しに行けるようになったという、
これら2つの側面があるのだと私は考えています。

深海の生物の分野では、新種の発見が次々と報告されています。
そう遠くない未来では、もしかしたら誰も見たことのない
不思議な深海生物を見ることができるかもしれませんね。

0 件のコメント:

コメントを投稿