2017年8月27日日曜日

私的『水果』考

スイカの種。

スイカの種は黒色だと思いがちだが
薄いクリーム色のものもあるし
黒と薄いクリーム色のまだらのものもある。

薄いクリーム色の種は皮が柔らかかったり薄っぺらかったり
厚みが足りなかったりする。
未成熟の種だ。

それでいうなら、まだらのは成熟途中といったところだろうか。
全体的で黒色、これが成熟した種だろう。

黒だけ選って、あとは厚みを見たり
つやつやしたものを選ぼうかなと考えている。

子供の頃に食べたスイカの種は、まだらのものが少なかった気がする。
気がするだけかもしれない。
そうじゃないかもしれない。
スイカという商品を長持ちさせるために
早めに収穫して追熟(?)させるためではないだろうか。

消費者の手元に一番美味しい状態で届けるためという話はあるが
実際どうだろうか。
果物として一番美味しいのは
恐らくスイカの実が完熟した時期だろう。

完熟したスイカを見分ける方法は2つあるようだ。
1つは、昔からある方法で、表面をコンコンと叩くと
中の状態がわかるというもの。
うろ覚えなんだけど
よく響くほうが中にすがあるような
中で実が割れているよう感じで空洞がある方だったと思う。
なもんで、お年寄りとか、農家の方とか
そういうのを知っている人はスイカの表面をコンコン叩く。
しかしながら、昨今はスーパーでスイカを叩くと
商品を傷つけちゃいけないよ、と主人に注意される始末。
いやいや、さすがに割らないから、と苦笑いで言うしかない。(笑)

もう1つは、スイカのツル(蔓)を見ること。
蔓がしおれていたら食べ頃。
これは恐らく産地からの長距離輸送が可能になってから
考え出された生産者の苦渋の策なのではないでしょうか。
考え出されたこの頃にはきっともう
スイカをコンコンと叩いて判断できる消費者が
少なかったのかもですね。
出回っているスイカをみると、蔓は実の根元から切られて
いるものが圧倒的に多いようです。
贈答用の高級なメロンなんかだと
蔓がついているものもあるみたいだけれど
スイカではほとんど見かけない。

話は変わるがスイカは、私は個人的に水果だと思っている。
スイカの英語は、watermelon だ。
西瓜とも書くので
瓜科の植物で西の方角から来た植物なのではあるまいか。

スイカは本当に甘い。
商品価値を上げるために糖度を高くしようと
努力されている農家や品種改良のおかげだろう。
スイカは本当にみずみずしい。
瑞々しいというよりも水々しいのだ。
口に入れると溢れる果汁。
スイカは手を加えずに食べるのが本当に美味しい。
塩を振らなくても、十分に美味しい。

昨今は、熱中症対策にスイカに塩を振って食べましょう
という話があるようだけれども
普段の食事で体に必要以上の塩分を摂取していることを考えると
塩を振るより食事をしっかり食べたほうが
何倍も効果的なのではあるまいか。

ちなみに塩は塩化ナトリウム(NaCl)。
これの Naイオン が Kイオン とのバランスを
体の中でとっているのだけれども
Naイオン が多く取りすぎたら
バランス整えるために体はなんとかバランスを一定に保とうと
調整を図るんです。

2017年8月20日の時点では
・慢性的なナトリウムの過剰摂取は高血圧の原因とされるが
 そのメカニズムは未解明である。
(「元素118の新知識」講談社より)

この分野は基礎研究と言われる分野だと思うのです。
こんなに高血圧に苦しんでいる方がいるのに
その原因やメカニズムの解明に
乗り出そうという向きはないのでしょうか。
国の予算がつかないから?
解明されてしまったら高血圧の薬が売れなくなるから?
医者が要らなくなるから?
研究者も医者も、お金儲けのために働くのは
人としてどうかしていると思う。
そりゃぁね、今の世界では
お金がないと暮らしていけないんだろうけれど
そんなにたくさんお金って必要なものだろうか。
自分に必要なだけあれば
それで十分だと思うのです。
医者もお金が足りない、っていうけれど
そもそも医者が多すぎるから
限りある資源である患者を取り合うから
相対的に収入も減るんだと思うんだよね。

お金が足りないっていう感覚があるのは
相対的な感覚だから足りないって思うんだよね。
お金を持っているからという理由で
あれを買ったりこれを買ったりするから手元のお金がなくなるのだし
お金がなくなったら”足りない”っておもってまたお金を稼ぐ。
で、お金がまた手元に入ったら
今度はあの人よりいいのを買おう
あの人よりいいのを買って自慢しよう
なんて欲が出て来てエンドレス。
マスコミも視覚刺激を使って煽るし
その商品を販売している会社も他人と比べさせて
劣等感を刺激して購入させようとする。

医者が多すぎるのは学歴社会だからだろう。
学歴社会だから社会に階層というか順番ができてしまう。
運動会の徒競走では1番になった人に商品がもらえたりするのも
受験で1番上と言われる大学に合格して官僚になるのも
お金がいっぱい手に入って天下りもできるという
甘い商品があるからなんだろう。
東大には行けない(いく実力がない)から医者にでもなるか。
そういう人がいっぱいいる。
狂ってる。

あぁ、ダメだなぁスイカのことを扱う記事を書くだけのはずだったのに
やっぱりこういう話になってしまう。
社会が悪い、世間が悪いという論は、こう…
根本的に何が悪いかを言い表せない子供が
もやもやした心の持って行きどころとして言うような
子供じみたような感覚がある。
まぁ、この感覚が悪いとはこれっぽっちも思わないけどね。
だって、実際に悪いのはこの社会。
いや、”社会の仕組みを仕組んだモノ”が悪いと思う。

私の知っている知識の中では、それは
ルシファー崇拝をしている輩。

話をちょい戻そう。
とりあえず研究者、医者は基礎研究をおこなってほしいと
私は切に願う。
本当に『病気で苦しんでいる人を助けたい』と
心の底から願っている良心があるなら
基礎研究で病気の仕組みを解明していくのが最優先だと
私は思う。

また話をちょい戻そう。
体は自分の体の状態を安定に保つために
体内にある過剰なNaイオンを
尿や汗にして排出しようとしているんです。
体がなぜ安定にしたがるのかの理由は
体の中の温度、浸透圧、イオン比などの
バランスを一定に保つことで
体自身が持っている体の機能を最適化するためだと思う。
温度は酵素の活動や免疫系に影響を及ぼします。
それから、浸透圧は体内の水分量の保持を通して
細胞に血漿を十分に行き渡らせることなどで
各細胞が十分にそれぞれの細胞が持った役割や仕事ができるよう
サポートをしています。
イオン比を調整するのは、神経系の伝達や筋肉の運動
それに加えて、各細胞がDNAから
必要な酵素や蛋白質を生成するための材料を
血漿から取り入れる手伝いをよりスムーズにするため
だと思います。

そもそも、熱中症にならないように
体が汗を排出して、汗の中の水(H2O)の気化熱を利用して
皮膚の表面温度を下げるのです。
Naイオンを排出するのは、そのついで。
それなのに”熱中症対策”と銘打って塩を盛んに取り入れさせるのは
本当にどうかしていると思う。

あれかな
NaClを多量摂取させることで高血圧にさせて
それで高血圧の薬を飲ませることが目的だったりして。
高血圧の薬は、神経細胞を犯す機構があるそうですからね。

ごめんね、私のおばあちゃん。
私は知らずに高血圧の薬を飲ませてしまった。
医者から言われたように頑張って毎食飲むようにと
小分けの袋に日付と朝・昼・夜まで書いていた。
だから認知症が進んだんだね。
本当に、ごめんね。

スイカはそのまま食べるのがいいと思う。
最近は、小ぶりな品種もかなり流通しているので
冷蔵庫の中に入るし管理もしやすい。

もしスイカを食べても甘味が足りないと感じる方は
食品添加物のより少ない調味料や料理を
選んでいってみてはどうだろうかと提案してみる。

そんな料理は味が薄いとあなたは言うだろうか。
それはあなたの舌が度重なる強い刺激に慣れすぎて
鈍感になっているのだと私は言おう。

水果は美味しい。
これに尽きます。

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