2017年9月9日土曜日

日の国の天の岩戸へ

水族館に行った後、岩戸神社に行ってきた。
地元の人に、ここの岩戸神社が天の岩戸だからと教えられたから。

大きな岩、ほんとうに大きな岩の中に穴があって
周りにそそり立つ樹の片肌に苔が群れをなしている。
その岩の上から小さな滝のように岩清水が降っている。

天の岩戸は、雨の岩戸なんだなぁと想った。

地元の人の話では、縄文人がここに住んでいたから
という話でした。
山の中、数段ある大きな段差の上にさらに大きな岩があるそこは
雨が凌げて、飲める水が手に入って
外敵からも襲われにくい立地のように思えました。

ここは島原半島、日(肥・火)の国だ。

2017年9月5日火曜日

紡がれる物語

これは うそのようなほんとうのおはなしです。

GODという とてつもなく頭が良く
自分は全てを知っていて 自分はなんでもできる
と思っている存在がいました。
その人は 自分が死ぬためか 生き続けるために
興味の向くままに宇宙を作りました。
彼は 自分の姿に似せた人を創りました。

人は GODに導かれて 宇宙のことなら大概のことを知って
大概のことができるようになりました。
ならば およそ全知全能なので 神と言っていいだろうと考え
自分達が神なのだ と名乗りました。

神々は 未知の外宇宙の存在を知って
外宇宙に行く方法を探すために 実験をしています。
外宇宙に行ったらどうなるのか とても心動かされることでした。
神々は およそ全知全能なので
外宇宙に行く方法も およそわかっていました。
でも 本当にその方法で外宇宙に行けるのか
外宇宙に行ったらどうなるのかを知りませんでした。
神のように尊い自分達に何かあっては大変だ と彼らは思ったので
神々は 自分達の姿に似せたヒトを創りました。

神々は ヒトを新天地に連れて行ってあげる
と偽りの誘いを行い ヒト達を導きましたが失敗しました。
たくさんたくさん失敗しました。
ですが 神々は 失敗を重ねることで成功に近づきました。
また その試みを重ねる度に ”神” に加わるヒトも出てきました。

神々がした実験の失敗が重なった結果
いくつもの銀河が壊れました。
神々は 数々の失敗の結果から宇宙の現状を知り
地球に最後の希望を託しました。

神々は 自分達が知らないことがあることを
地球の人間に隠しました。
そのことを言ってしまったら
自分達が全知全能の神ではないことがバレてしまうからです。
だから 隠したまま実験を行うことにしました。

神々は 今度の実験で 絶対に失敗したくありませんでした。
失敗してしまったら
外宇宙へ自分達が無事に行ける保証がないからでした。
神々は 地球に人間が住めるようにして
文明というアメと厄災というムチで
人間を手懐けて行きました。

タイムリミットは そこまで迫ってきました。
神々は ちゃんと言葉を聞いてくれる人間達を選んで
論理によって ”うまく行くはず” と仮説を立てた
最後の試みを行おうとしています。

このおはなしは これを書いた段階では ここまで紡がれています。
この試みが成功して 外宇宙へ行けるのか
それはGODのみが知りうることでしょう。
それでも人間は祈ります。

実験が成功すると いいですよね。
成功したら 神々も外宇宙へ行くのでしょう。
外宇宙へ行ったら 次は何を目指すのでしょうか。
いつかは GODと肩を並べることになるのでしょうか。
GODも 
いつか ”ちゃんと死を迎えてみる勇気” がもてると よいですね。