2018年5月7日月曜日

だらだらと 外来種と在来種の区分について

前々から、あれ?と思っていたこと。
クローバーやレンゲソウ、西洋タンポポなどは
日本の外からやってきた植物なのですが
今では日本の風景に馴染んでいる。
元は外来種で、そして繁殖力も強い。
その時に法が整備されていれば
極力排除するよう定められたのかもしれない。

外来種は、いつ在来種となるのだろうか?
これは種としての観点ではなく
日本にいつ馴染んだと日本に住む人々に認識されるか
という観点から投げかけた疑問。

そこらかしこにありふれて
季節とともに季節感として愛でられるようになったら、だろうか。
その種が外来種だと認知している人が絶えた時点で
在来種という認識され始めるのだろうか。
それは1か0かではなくて
恐らくは比重が時間軸に沿って増していくのだと思う。

もうひとつ、興味深い話を聞いた。
中華街に新しく中国から来た人たちが店を構えたのだという。
中華街に数十年前から住んでいる華僑の人たちと彼らの間で
揉め事があったりするのだという。
伝聞なので、事実かどうかはわからないけれども
ありそう、と思ってしまう。

従来の華僑の人たちがその地域に時間をかけて馴染んで来たのに
新華僑の人たちが周辺住民と馴染まずトラブルを起こすため
従来の華僑の人たちに迷惑が及ぶのでやめてくれないか、と。
そういった内容の話らしい。

中国と日本では衛生観念や基本的な考え方、道徳観や様々な習慣など
全く違うものもあれば、ニュアンス程度の違いがあるものまで
違いの差もばらつきがあるのだと思います。

日本人からみればどちらも同じ華僑だろう、と内情を知らなければ
簡単に一括りにして終えてしまっていたでしょう。
日本に馴染む努力を重ねた華僑の方達は
排他的な日本の社会環境下で排除されないように
心理的にも行動的にも折衷を繰り返して
並々ならぬ努力をされて来た方々のように私は思います。

最近は様々な国の方が日本に移住して来られて
働かれている姿を見かけますが
彼らも早く日本に馴染めるようになればいいな、と
思う今日この頃でした。

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