好きな人がいた。
高校の頃の話だ。
想いを伝えることはできなかった。
近くて遠い、憧れの先輩。
まぁ、マッド・サイエンティストだったけれども。
今の私も、別の意味で マッド・サイエンティストなのだけれども。
彼は、嗅覚を自分の意思で遮断できた。
その発想に、まず驚いた。
実行して、意識レヴェルで
自在に調節できる域に達していることに感心した。
あとはその人となり。
時間と記号を共有する度に、ときめいた。
けれども終に、想いを伝えることはできなかった。
近くて遠い、憧れの先輩。
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