2019年2月23日土曜日

H30年11月16日時点での『諫早湾干拓調整池の課題』について

H30年11月16日時点での『諫早湾干拓調整池の課題』について

長崎県側としては
干拓調整池に流入する負荷(富栄養)の削減に向けて
『諫早湾干拓調整池水辺環境の保全と創造のための行動計画』
というものを策定して、地域住民の協力を頂きつつ
国・諫早市とともに取り組みを進めているところ、なのだそう。

調整池内の水質の現況(H29年度)は
水質保全目標値の

・化学的酸素要求量 5.0mg/L
・全窒素 1.0mg/L
・全リン 0.1mg/L

に対して

・化学的酸素要求量 7.4mg/L
・全窒素 1.2mg/L
・全リン 0.22mg/L

であった。

更なる低減策の1つとして
2枚貝を利用した水質改善策などについても
研究を行なっているところ、らしい。

■調整池からの排水について
潮受堤防の両サイドにある南北排水門から排水するように
国で設計・施工されています。

wikiで確認してみると、排水門自体は開門しない
 というのが現状のようです。
 つまり、排水する能力はあるけど実際は排水していない。)

潮受堤防の中央部には
 10万m3/日 の常時排水ポンプが設置され
24時間稼働している。

排水ポンプの増設については
3県漁業団体が国へ要望を出していることを
長崎県としては把握しているものの
具体的な要望の内容を知っているわけではない、ようです。

長崎県側の加える意見としては
新しい干拓地では環境保全型農業に取り組んでいるそう。
化学農薬の使用回数や化学肥料の使用量を
長崎県の慣行基準の1/2以下になるよう取り組んでいるのだそう。

(あー…調整池から水汲んで撒いたら
 そのまま肥料になるような気がしてきた…。
 でも、濃度調整は必要かもなぁ…。)

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