2019年3月25日月曜日

蚊帳張りと民謡

蚊帳を張った。
蚊とは、夏の風物詩だと聞いているのだけれども
少なくとも島原以外のことなのではないだろうか。

年中刺されて痒い思いをしている。
しかも刺すのは私ばかり。
そんなに美味しいのだろうか。

昨年の夏は、ひどい日で18匹倒したのだけれども
今年はどうなるのだろうか。

民謡を聴き始めた。
と、いっても地元長崎の民謡で
CDの形で販売されているものだ。
まだ1枚分だけなのだけれども
その土地柄のことが想像できて面白い。

五島列島は火山地帯で
昔は噴火をしていた。
だから今後も可能性はあるだろう、とか
温泉で有名な小浜では海の底でも温泉が湧いている。
あそこは橘湾の海底にマグマ溜まりがありますから
出る道があれば道に沿って出るものですが
ならば深海ではないものの熱水噴出孔ではあるはずなので
もしかしたら深海用の探査船を使わずとも
ユノハナガニとかを観察できたりするのかもしれない、だとか
考えると心ときめくものがある。

ちなみに対馬は京都の島流しに以前使われていた島らしく
言葉遣いが京言葉にかなり近いのだそう。
はんなり、どすなぁ。
島原は乱で一掃されてから全国あちこちから
移住した人たちがいるらしい。
でもやっぱり集落別みたい。
だから小豆島とかで作られている
手延べそうめんの技術が伝わったりしているのだそう。
南島原には、味噌、醤油の蔵元が群になっている。
変わって長崎は出島に象徴されるように
海外との貿易の窓口だった。
当時の最新の情報が集まるところだったので、江戸から京からと
全国の人たちが来ていたらしい。
もちろん、唐やオランダ、ポルトガルの人たちとの交流もあったそうで
そういう経緯があって概して長崎の気質は
九州の他県に比べて穏やかで人当たりがいい、とされているようだ。

長崎弁自体は…佐世保弁に比べればかなり荒いような気がする。
県の成立に経緯があったように
それぞれの市の成り立ちにも別の要素が絡んでくるものだろう。

CDの後半はタイトルだけ眺めて、ちょっとだけため息。
前半を聴きながら民謡はやっぱり、ひよげた感じが可愛いなぁと想う。
多分、個人的な好みだろう。
個人的には、鳥刺しに付随する、あの歌も採歌してもらえればなぁ
と想う。

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