2019年3月18日月曜日

久しぶりに浜屋に行って来た。

久しぶりに浜屋に行って来た。
少しの時間潰しに、文具屋と、どちらに行こうか迷って
なんとなくこっち。

そうしたら8Fから屋上へのミニギャラリーに
薪能の絵葉書を描かれていた方の名前が目に留まった。
2月頃に描かれていた絵もあったようで
新作かなぁ…。
迫力のある、あのイラストとは違った面を
見せて頂いた気がした。

小﨑 侃 (こざき かん)(山本美術館様)

ここのページをさっき見て、気になった単語は臥牛。
三河内にいた頃の、高学年の時期に見かけるようになった
あの臥牛窯に関連があるようだった。
そうだなぁ…あの頃に急に広まったように
子供だった私には感じた。
三河内焼き自体が元々は献上品のものが多く
細工物や透し彫りなどもあって美術品に近いのだけれども
(もちろん庶民向けの品物もある)
こちらのはこう…いわゆる伝統的な三川内焼の形式とは
違う形の作品だったので特に印象に残ったのかもしれない。
薄茶褐色に細く、淡い線で茅やススキが表現され
そこに1羽の…あれはおそらく小鷺だろう。

今なら、なんとなくわかる。
いや、もしかしたら違うのかもしれないけれど
あれは焼き物や陶器というカテゴリーではなくて
美術品というカテゴリーなのかもしれない。

小皿で、縁は変形、いや、流石に1点々々を
本人が手描きしたわけではないと想うのだけれども
縁に欠けは無し、表に釉薬の切れも無し。
綺麗だな、子供心に眺めていた時期もあった。
でもまぁ、子供のお小遣いでは買えるものでは無かった。
品物として揃っている作品ばかりだったので
電気か、ガスで焼いたものだろう。

三河内を想い起せばまずは『牧のうどん』。
小学校から降りた辺りにある。
数年前に訪れた時も、盛況のようでしたね。
少し伝統会館側へ行くと右手にケーキ屋さんが出来ていた。
それから、何年か前のランチパスポートに載っていた
古民家のパンケーキのお店。
三河内駅(現代表記:三川内駅)の降り口から
波佐見へ行く道、そこから少し入ったところにある。
あの辺りは少しばかり自宅から遠出をして走り回った辺りだと想う。
右に田んぼを見ながら舗装されていた登り道を歩いた。
道の脇は崖で、無花果の木が生えていた。
左に見える丘のお墓を通り抜けて遊んだ。
秋には烏の枕が橙色に生る。
さらに抜けて坂を登って左手のお家。
猫がたくさんいたお家。
今はどうなっているのだろうか。

いつもはだいたい川へ出て、川と田んぼの畦沿いに辿って帰っていた。
川へは、よく降りた。
上流にダムがあるらしく
放流時の吹鳴の説明書きを何度も読んだことはあったけれども
あの頃の記憶には、無い。
ただの子供の記憶だ。
最初は楽しく遊んでいた。
上流を見上げては、川沿いにどこまでも歩いて行ったら
どういう風景に会えるのかと楽しみだった。
残念ながら実行には移したことがない。
いつか、することになるのだろうか。

川は汚いから、ガラスがあるから、ばい菌が…
そんな話を聞かされる度に
川へ入って遊ぶことから離れていった。
名前は知らないけれど、魚がいた。
大きい水草の辺りには、いろんな生物がいる。
そんな話を、誰だったかに聞いた。
あの頃はもう、アメリカザリガニは居たのだけれども
あれに挟まれたことはない。
川よりも、田んぼの溝に多くいたのではあるまいか。
水が張ってある時期になると水路にアカハライモリが群れる。
ぬるまった水に透き通ったエビがたくさん泳いでいた年もあった。
豊年エビというのだそう。
その時の収穫は豊作になる、といわれているのだとか。

子供の頃は、田んぼにオレンジの卵塊をまだ見たことがなかった。
聞いた話によると
あれはアメリカから食用に連れてこられた食用タニシなのだとか。
外来生物って、ほんとに繁殖力が強い。
あっという間に増えて、それでもって生息域を広げる。

昨年は諫早市に入ったら卵塊を見かけた。
境目は、どこなのだろうか…。

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