バブルの頃に社会人だった人達にとっては、その頃がピークで理想の社会だったらしい。
その頃と比べればそりゃあいつだって彼らにとっては不景気なのも肯ける。
現金というものは、物質だからかもしれないけれども、実感が湧くので気分を高揚させるもののようだ。
陰謀畑の人たちが紙のお札とか電子化とかに嫌悪感を示すのも理解できる。
買い物をすると、品物の価格と自分の中の価値に差があるので、こんなに支払うお金が増えてしまった、といつもびっくりする。
もちろん、出て行くお金を惜しむ心理もはたらいているのだろう。
物質と非物質による違いがあるだけで、自分の心理にもこんなに影響を及ぼすと改めて認識したことは個人的に収穫かもしれない。
お金が逃げる、お金が無くなる、お金を失う。
状況と心理状態とかが違うだけで、同じことを表している。
表現が違うことで、そのニュアンスから発想が飛んで、様々な物語が紡がれるのだろう。
マイナスから始まった発想だから、大体悲劇になるのかなぁ…。
バブルの頃の経済感覚を植え付けられた人は、(観察していると)まるで賭博で熱にかかっているように見える。
脳がその時の快感を強く記憶していて、きっと忘れられないのだろう。
金銭的に低刺激な人生だったからそんな感想も抱けるのかもしれない。
それは…イイコトですね。(微苦笑)
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