買い出しを終えて翌日、コロッケ君が音頭をとって臨時の貸し出しスペースに箱や樽、料理などを陳列していく。
北の方で仕入れたケールにアザラシ肉、アマチャ(ししゃも)にコヨのオイル漬、かぼちゃフライのコーン添えにお酒のサミュエルアダムスを並べる。
午前中の内に幾つかの商品が売り切れて、正午前に次の商品を陳列する。
飛ぶ勢いで売れていくことに驚きを隠せない面々。
少し離れたところから、あの漁師たちが手を振ってくれたことで、合点がいった。
恩返し、ということらしい。
有り難い(滅多にない)ことなので、一層声を張り上げて街の賑わいに貢献することができたようだった。
翌日、この街を出港した一行は、次の港、ブルーフィールズ(ニカラグア)を指してゆく。
船付き料理人のヘナインさんにオレンジピールクッキーを作ってもらうことになったので、通常の速度で向かうことになった。
途中、シーサーペントに出くわしたり、海藻が絡まって止まってしまったり、と様々あったけれども、無事にブルーフィールズの港に着くことができたようだった。
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