化学反応なのだろう…それは人の間でも起こるのだそう。
塩の話を見た。
私が聞いた話はそれほどドラマチックでも、極限状態でもないのだけれども…。
小学生の頃に何かの授業で裏山に出て、何かの話を聞いた折のこと。
杉の花粉の収まった粒をひと粒指で外して手のひらに乗せてこういった。
戦後の昔は醤油も貴重だった。今の人はドバドバかけるけれども、その頃は必要な分だけ、丁度この實(み)の大きさ位を出して食べたものだ、と。
それから、少し意識するようになった。
もうひとつ。
有明海1周旅行を計画した時に泊まった宿で、お料理はもちろんとてもおいしく、見たことも無いくらい綺麗で大きな塩の結晶を惜しみなく使用されていた。
塩は結晶化の工程に時間をかけるほど大きくなり、純度が高いほど四角の形が美しい。
知識の上では知っていたものの、実際にお目にかかったものが無かったので、珍しいものだから、と愛しく食べた。
その夜は2人ともに1時間に1度はトイレに駆け込む経験をした。
宿を出てから、とても美味しかったけど、腎臓の弱っている人には無理だよね、と確認し合ったほどだった。
それより酷かったのは、昨年入院した時のこと。
空腹時に吐き気を覚えて吐くためにポカリスウェットをがぶ飲みしたのに、すぐに吸収されてしまったようで、吐けずに何度も繰り返して…夜眠れずに入院した時には、10Kg以上増えていた。
まぁ、その頃は、体重計に乗る習慣をつけていなかったので、だいたいだけれども…。
入院して、排尿を促す薬も数種類併用して処方されていた頃は、20分程に1度の割合で催した。
リハビリの方からは、そのうちの1つの薬は腎臓を酷使するから、と聞いた。
病院食は塩味は薄く、その上に添加物が使われていた。
食費は患者に大きな費用負担になるものの、患者の体のためを思った食事とは到底思えなかった。
費用重視かなぁ…。
慢性心不全の評価を受けて現在に至る。
薬は、飲みたいわけでは無い。
まぁ、それはそれとして、循環器系では減塩がほぼ当たり前なのだと思う。
そのように繰り返し食事指導をされた。
看護師からは、水を摂りすぎないように、でも熱中症で倒れないように、と言われた。
…かなり矛盾しているか、ものすごくハードルが高いゲームを強いられた氣分で、嫌だった。
その方は多分…親切心で教えてくれたのだろう。
心臓病のリスクを下げるために退院してからは食事療法を始めた。
最初の方ではバランスが悪かったのだろう、めまいや立ちくらみが時々起こった。
あれから1年…あれから10Kg程減ったものの、何度目の停滞期かで、少しずつ戻っている。
太っていると着たいと思えるデザインの服は無く、妥協せざるを得ない。
大きい人用の服屋に行くと、店員さんは水風船のように丸々とされていて、こんな人にも入る服があるんだ、と驚いたものだ。
日の本の国では、今はどうかは知らないけれども2昔ほど前では、白い洋式の花嫁衣装は痩せた人〜普通までの体重の人向けのものがメインだったようで、あの頃でも入る衣装がほとんどなかった。
あぁ、だからウェディング用に痩身施術の広告が今も打たれているのかと思うと…。
雑誌モデルや芸能人のアイドルはスタイルが良い(=痩せている)人が多い。
服も選び放題だ…というのは、偏見なのかもしれない。
元々痩せ気味の知り合いは、コロナ後に30Kgになってしまったのだから。
その前ですら、子供服のサイズだから…と困っていたのに…。
雑誌モデルなどが痩せた人が選ばれる理由は、聞くところによると、服を引き立たせるため、なのだそう。
一時期、低体重とか拒食症とか過食症とかのモデルさんの話とか、聞いた時期はあったけれども、最近はとんと聞かない。
メインメディアから離れて久しいので、聞かないだけなのかもしれないけれども。
LGBTQ+が浸透したならば、太ましい人にも人権が認められるのだろうか。
分からんけど。
とりあえずLGBTQ+の話が大きく出てからコンビニが少し変わった。
両性とも使用可能と明記されたトイレスペースが設けられたこと。
混んでたら、多目的用を利用すれば良いのだけれども、それをしてはいけないことだと思い込んでいる人も日の本の国の人には多いのだろうな、と思う。
みんな、もっと柔軟に生きられればよいのに…。
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